シャドーイングの効果

シャドーイングがリスニングに与える効果を知りたいです

シャドーイング再開ーリスニング力向上のためのシャドーイングの重要性

家庭の都合でしばらく英語の勉強をする余裕がありませんでしたが,再びシャドーイングを始めました.シャドーイングは余裕をもって行えるレベルのものを使うとよいそうですが,今回は少しチャレンジングなものをやっています.TED-Edのコンテンツを使っていますが,難しい部分があるので1分程度の長さにしています.

 

私が英語を聞いていて明らかに理解できないのは,文の構造となる部分です.関係代名詞,前置詞,冠詞が聞き取れていないと思います.たとえば

".... prays that were attacked by....." という言葉を聞いたとして,that were のところで何だろう?となってしまうんですね.何らかの音は聞こえているものの,それが区切れないのでもやもやしてしまい,文法のつじつまも合わなくなってしまい理解できないことがあります.また,誤解してしまって理解が停滞することもあります.たとえば,A is an expert at avoiding ...という文があったとして,A isn't expert at avoidingと聞こえてしまうと,expertの前に冠詞がないから文法的に変だし,前後の文脈から考えてつながらないとなって,理解できなくなってしまいます.

音の変化について理屈は理解していても,実際の例を通して音の塊を認識する必要があると思います.

 

シャドーイングの効果について,私の考えは以下の通りです.

私はシャドーイングはものまねのようなもので,集中リスニングと即時チェックから成るものだと考えています.ものまねをするには集中して音や抑揚を聞かなければいけません.また,自分で言ってみることで聞けているかどうか随時チェックしていることになります.一人で練習している場合,複数形のsとか過去形のedとか前置詞を落としても指摘する人がいないので,前もって英文をチェックしておく必要がありますし,細部チェックのためにスクリプトを見ながらオーバーラッピングするのも大事だと思います.

普段の仕事で英語を聞くときは,ざっと聞いて大まかな意味をつかんでいるだけで,細かい音には注意を払っていません.しかし,シャドーイングによってもやもやしていた部分が区切れるようになったり,練習した抑揚のパターンが実際の英語に現れると,聞き取りやすくなったりすると思います.音声処理の負担が減ると他にリソースを使えて脳の負担が減るような気がします.

一体全体どれだけの音の組み合わせがあるのか分かりませんが,聞き取れないパターンや音を使った文を人工的に作れるのであれば,それを練習することで効率的にリスニングを学ぶことができるのではないかと思います.ただし,話者の声とかアクセントとかも含めると,たくさんの音を集中して聞いて真似る必要があるのかもしれません.

 

将来どこの国に住むとしても,英語が聞けないと困る状況がついてまわるので,少しずつでもリスニング力を上げたいと思います.